こんばんは、HA8981さん
現在EncoreはCS6で開発がストップしており、Premiere Pro CCとの間ではCS間のようにDynamic Linkは効きません。
そのため、一旦Premiere Pro CCからエンコードファイルを書き出し、それをEncore CS6に読み込み、Blu-rayディスクを作成します。
以下の説明はPremiere Pro CC2015とEncore CS6を使用しています。
それから念のためですが、VAIOノートのBlu-rayドライブは書き込み可能タイプですよね。読み込みタイプですとBlu-rayディスクは作成できません。
それでは、メニューなしの一番簡単なBlu-rayディスク作成方法を説明します。
1.Prからエンコードファイルを書き出す
①Prで、書き出すシーケンスを選択し、メニューの「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選択します。
②「書き出し設定」ウインドウで、形式は「MPEG2 Blu-ray」、プリセットは「HD 1080i 29.97」を選択して、出力名の文字の上をクリックし、開いたウインドウで保存先とファイル名を入力します。この時ファイル名の拡張子は.m2vになっています。
次に、オーディオタブでオーディオ形式は「Dolby Digital」を選択します。この時プリセットは「カスタム」に、出力名のファイル拡張子は「.m2t」に変わります。
続いて、マルチプレクサータブでマルチプレクスは「TS」を選択します。
最後に、ビデオタブは初期値通りにしておきましょう(難しいですからいじりません)。
設定が終わったら、「書き出し」をクリックします。
③エンコードが始まり、終了するとウインドウが閉じ、ファイル(拡張子 .m2t、.m2t.xmpses、.xmp)が書き出されます。
2.Enでエンコードファイルを読み込む (以降の作業はEnです)
①En を起動して、「新規プロジェクト」ウインドウで、名前と場所を入力し、オーサリングモードは「Blu-ray」を選択し、「OK」ボタンをクリックします(「トランスコードの初期設定」はそ の ままにします)。
②メニューの「ファイル」→「読み込み」→「タイムライン」を選択し、対象の.m2tファイルを読み込みます。(.m2t.xmpsesと.xmpファイルは自動で読み込まれます。)
③プロジェクトパネルにファイルが読み込まれ、種類がタイムラインと表示されているファイルにファーストプレイ(白丸に右向き三角印)が自動的に設定されます。また、タイムラインパネルのシー ケンスにはムービーファ イルとオーディオファイルが配置されます。
3.「プロジェクトをチェック」を行なう
①ビルドタブを開き、形式は「Blu-ray」、出力は「Blu-rayディスク」を選択し、「プロジェクトをチェック」ボタンをクリックします。
②開いたウインドウで「開始」ボタンをクリックすると、チェック終了後下側に問題項目が表示されます。たいていの場合「タイトルボタンが設定されていません」と「エンドアクションが設定されて いません」の2項目が表示されます。
③「タイトルボタンが設定されていません」の行を選択し、「プロパティ」パネルでタイトルボタンを「停止」に設定します。
④次に、「エンドアクションが設定されていません」の行を選択し、「プロパティ」パネルでエンドアクションを「停止」に設定します。
⑤再度、「開始」ボタンをクリックし、下端に「該当項目はありませんでした。」と表示されれば、OKです。×でウインドウを閉じます。再度、該当項目が表示されたら、同様に、再度「プロジェク トをチェック」を行ないます。
4.オーサリングのナビゲーション確認を行う
①メニューの「ファイル」→「プレビュー」を選択し、開いた「プロジェクトプレビュー」ウインドウでナビゲーションが正しく動くか確認します。動かない場合は修正を行います。確認が終了したら 、×でウインドウを閉じます。
5.Blu-rayディスクを作成する
①ビルドタブに戻り、Blu-rayディスクをドライブにセットして、「ビルド」ボタンをクリックします。
②ビルドが始まり、「ビルドの進行状況」ウインドウが表示されます。
③しばらくして、完了と表示されるので、「OK」ボタンをクリックして、ウインドウを閉じ、ディスクをドライブから取り出します。
以上でBlu-rayディスクが作成できると思います。
不明な点はお気軽に問合せ下さい。